マーキュリー・ファー 感想(考察)
マーキュリーファー無事大千秋楽を迎えられたわけだけどまだ全然引きずってる。個人的な感想と色々調べてみて思った考察も交えていくけどこれが正解なわけじゃないし見た人の数だけ思うことはあると思うので異論があってもしょうがないかなと。でも全員と話したいくらい色んな感想聞きたいなーって思う舞台でした!
私は全く内容入れずに見に行ったんだけど戯曲の年齢設定だけは先に知っておいたほうが見やすかったな~と思ったのでこれは把握しておいてもいいかもしれない。それ以降はめちゃくちゃネタバレ含みます。
エリオット(19歳) ダレン(16歳)
ナズ(15歳) ローラ(19歳)
スピンクス(21歳) 姫(38歳)
パーティーゲスト(23歳)
パーティープレゼント(10歳)
どうしても役者の方のイメージで見てしまってたのでとても驚いた。パーティーゲストがナズに「育ちすぎだ」と言ったときに え?って思ったけどパーティープレゼント10歳だったのね...何よりスピンクス21歳は嘘だろ...加治さん貫禄ありすぎだよ…。
バタフライについて
物語の始まりからエリオットとダレンの会話の中に何度も出てくるバタフライ。最初は麻薬的なもの?と思っていたけど話が進むにつれて殺人兵器にすら思えてきた。
バタフライには種類があって色によって効果が違う。
白(本当は水色に銀の斑点)→無敵〜!という気持ちにさせてくれる。
ツートーンの青→不安を和らげてくれる(エリオットが準備中焦るダレンに食べさせる)
銀と赤のストライプ→暗殺幻想(ダレンがナズにケネディ暗殺事件の話をする)
黒(本当は群青色と藤色が合わさった色)→自殺したいと思った時の感情が引き起こされる。勝手に血管が裂けたり首がしまったりする。
(エリオットがダレンにツートーンの青を食べさせるシーンだけは双眼鏡必須って感じで絶対使ってたんだけどいつかの公演で両サイドの方と自分と3人全く同じタイミングでスッと構えてておもしろくなってしまった。わかるわかる。)
バタフライの出現に関係しているのが砂嵐。ナズがダレンから聞き、エリオットにそれが何なのか尋ねるシーンがある。
多くの人は砂嵐は自然現象だったと言ってるが、記憶のあるエリオットは「すごい数の飛行機がやってきて粉を降らしその中にバタフライの幼虫が混ざっていた。砂嵐なんてどこにも起きてなかった」と言う。
このことからバタフライは自然にできたものではなく人工的にばら撒かれたものなのかなと推測します。
本当は白じゃない最初のバタフライをみんな白って言うように多くの人たちは砂嵐のことも記憶が曖昧になっているということ。食べないエリオットはしっかり覚えている。
黒のバタフライに関しては計算されたみたいにピッタリ左右対称だったということを強調していたので人工的に作られたものということを示唆してると思う。きっと最初の白といわれているバタフライは気持ちの良くなるだけのものだったけどそこからどんどん麻痺していき最終的には自滅する黒のバタフライに手を出すことになっていく。それによって多くの人が死んでいき滅びていく。実際エリオットは集団自殺が行われていると言っていたしこれがバタフライを降らした敵(?)の陰謀だったのか。
あと英語の"butterfly"って「蝶」という意味でしか考えてなかったけど、複数形で
"have butterflies in one's stomach"
と使うこともあってこれは直訳すると「腹の中に蝶がいる」になり、意味としては「胸がドキドキする」になるらしい。ダレンとナズが胸に手を当ててバッコンバッコン言ってたのはそういうことか〜!と後からどこまでも考察できてしまう設定の細かさに感動してた…。
ダレンを硫酸で溶かしたあと海に流しそれを飲んだ鯨が言う。「お腹の中でダレンが暴れ回っている〜!死んだ方マシだ!」ってな。とエリオットが嫌味を言うシーンがあったけど直訳の意味すらここに繋がるのかな………うーん、考えすぎかな………
ナズの人柄
人懐っこくてグイグイくるところがちょっとうざいけど憎めない愛しさのある子。正直見ている側がナズに対してどれだけ愛情を持てるかでこの物語の残酷さが変わってくると思う。そういう意味では難しい役どころだな~って思ったけど見事にナズのこと大好きになってしまったので辛かった。
ダレンと息がぴったりで2人のシーンだけはこの重たい物語の中で少しだけ微笑ましく見れた。ただナズの過去の話は本当に毎回耳を塞ぎたくなる内容だったな。この子もこの子で過去が辛いしエリオットのファラオの話があったあたりからフラグ立ちまくってたからパーティープレゼントが死んだタイミングでシャンパン持ちに来た時とか いやお前なんで来るんや...絶対今はあかん…(物語なのでしょうがないのは承知)って心の中で思ってた。
ナズがパーティープレゼントの代わりに標的になったとき、エリオットやダレン含めて見ている側も「ナズはやめて!」って思ったのはもう彼が知らない人ではなかったから。パーティープレゼントなら殺されてもよかったのかというとそれは違うけど名前を知ってて話したことがある、ましてやダレンは親友と言いあう仲になった。そうなるともう見捨てずにはいられなくなるんだろうな。
知らない相手のために自分を犠牲にはできないけど親しい人のためなら自分を犠牲にもできる。これはわたしたちも普段の生活の中で気付かないふりをしてるだけでやってしまっていることなのかもしれない。
ちなみにナズが奥の部屋に連れていかれるシーンで初演の時は逃げようと手だけ出したり血どろみのナズの腕が一瞬扉から出てきて壁をひっかくシーンがあったりしたらしいので今回のがまだマイルドになってたみたい。あれでも十分きつかったがな。
姫(=母親)の存在
みんなから姫と呼ばれている女性で目が見えず記憶も混乱している。エリオットとダレンは姫がパーティーに来ることをとても嫌がっていた。
エリオットやダレンや姫が昔の話をすることでそれが繋がっていき、この姫がイコール母親なんだということに気付かされるわけだけど、物語の中で散りばめられたピースがハマっていく感覚がして見ていてすっきりした。こういう伏線回収的なものめちゃ好き…。
母親の存在と関係してくるのがサウンドオブミュージック。ダレンがみんなでピザを食べた話をしていたときドーレーミ♪と歌っていたり、姫が発作を起こした時歌っていたのがclimb every mountain(すべての山を登れ)だった。バタフライを売る時の車からはエーデルワイスが流れているともナズが言ってた。家族にとっての幸せの象徴とも言えるのがサウンドオブミュージックなのかな。エリオットも「母の歌が好きだった」と言っていた。だからこそエリオットとダレンは姫が歌を歌いそうになるととても嫌がり、スピンクスには「あっちにいって耳に指突っ込んでろ!」と怒られてた。
「エル!やだよ…」と言うダレンを抱きしめ、歌ってる姫の後ろで寄り添い合っている兄弟のシーンがとても印象的だった。本来幸せな母親との思い出が辛くなるほど今が悲惨ってことなんだよね。
あとこれは人によって解釈が違ってくると思うけど、ダレンは姫が母親だということをちゃんとわかっていたのかな…?潜在的なところで彼女が歌うことを嫌がっている可能性もあるけど、分かっているのにあえて母親と認識しないようにしてたのかなとも思った。きっと姫と将軍みたいな別の関係性でいる方が楽なんじゃないかな。「何かになるっていいよね。楽になれる」って言ってたし。
ラストの方で姫たちが先に部屋から出ていく時、「将軍たちもくる?」と姫が心配すると「…すぐ行く」とダレンが答える。物語の中で直接的な親子の描写はないけどわたしはここに唯一親子としての2人を見た気がした。将軍としてじゃなくてダレンとして答えてるように思えてラストに向けて成長を感じるダレンの1つでもあった。
ミノタウロスの話
わたしが物語の中で1番好きだったのがこのミノタウロスの話をしているときのダレンの台詞だった。
「そのミノタウロスって人間の体をした牛?それとも牛の頭をした人間?」と聞く。何が違うんだとスピンクスに言われると「ミノタウロスにとっては全然違うよ!」と強く答える。
「もしミノタウロスが人間の体をした牛だったらそのー…テセウス!はミノタウロスを殺してもよかったと思うんだよ。でももし牛の頭をした人間だったらテセウスとミノタウロスは話せたかもしれないだろ!?そしたら殺さなくてもよかったんじゃないかな。ミノタウロスだってきっとラビリンスから出たかったと思うんだよ!」
これを真っ直ぐ言えるダレンの純粋さに毎回心が温かくなった。ちなみにこの言葉に対してエリオットは「人間だったらな。」と優しく微笑みながら返す。ダレンが純粋無垢なのに対してエリオットは基本的に現実主義者なのかもしれない。だから自分にはないこういう考えをもったダレンのことを可愛いと思ってるし大好きなんだろうな。これはバタフライをやってるやってないに関係なく彼らの性格がそうなのかなと思った。
(でもなぁ、人間って結局そんなに簡単じゃないのよね。っていうのをまさに今この世界情勢から突き付けられてる。ほんとは戦いなんかせずに話し合いで解決できたらそりゃいいんだけど実際に今、ロシアとウクライナの停戦協議って全くうまくいってないもんね...。)
不器用なスピンクス
スピンクスに関しては最初と最後で一番印象が変わったキャラクターだった。とにかく最初の印象が悪すぎてパーティーの意味が分かれば分かるほど嫌な奴にしか見えなかった。でもその行動が大切な人を守りたいと思う必死な気持ちからきてることがわかるとこの人も愛に執着してる人なんだろうなと思った。誰かを愛すことで自分を保ってる。特に姫への愛情はすごいよね。
襲撃されてまるで屠殺場のような病院に2度も戻って姫やダレンを助けたのめちゃいい人やんと思ってしまった。きっと根本はいい人なんだろうけど不器用というか猪突猛進って感じ。
自分に指図されると怒るほど独裁主義のように感じたスピンクスが最後「どうしたらいい?」とエリオットに指示を仰ぐところはちょっと感動してしまった。そうだよ!1人で頑張らなくていいんだよ!って。わたし的には「姫のところに行ってくるよ...。」のスピンクスにだんだんと愛しさすら感じるようになってしまった。
スピンクスが姫と頑なに離れたがらなかったのは急に発作が出たら困る、それだけだと思ってたけど「すぐに爆撃が来ることがわかってたからパーティーに一緒に連れてきたんだね」と友達に言われて ああ、なるほど!と思った。スピンクスだけは爆撃がくることわかってたんだもんね。
ローラの包容力
役者の方が男だったのは知っていたのに喋るまで女の人かと思ってしまうくらいに綺麗だったな宮崎さんのローラ...。ドラァグクイーンの設定なんだね。
エリオットが唯一自分の弱さを吐き出せる相手だったと思う。エリオットが辛くなった時には優しく話を聞いてあげたり足をさすってあげたり。姫が発作で倒れたとき「お前はパーティープレゼントを!」とスピンクスに言われてしまい「(姫は)大丈夫なの!?」とエリオットに聞く。そのあと「あなたも?」と心配するさりげない優しさが好きだった。(そこで「いちゃつくな!」とスピンクスに言われて拗ねるところもかわいい。)
この物語の登場人物は”パーティー”に対しての恐怖が麻痺しているかよくわかっていない人ばかり。その中で唯一意味を分かっていて且つ絶対に参加したくないと思っている。(別にエリオットやダレンもやりたくはないと思うが)その点では見ているわたしたちと1番感覚が近いしこういう存在が1人いることで物語の悲劇性が強まってくるんだとも思う。
(エリオットとローラのキスシーン後の微笑み合うシーンが回を重ねるごとにラブラブになってるような気がして好きだったな~!)
エリオットの歪んだ愛
「兄貴にはなりたいものがあったんだ」とダレンは言ってた。「掘って骨を探したり、、こー…こぉー…」と一生懸命思い出そうするけど結局わからないまま終わる。きっと考古学者になりたかったんだろうね。例え話をするときにエジプトのファラオについて持ち出してきたり大英博物館でナズが盗んできたお皿を部屋に飾ってたりってところからもそう思えた。
最初エリオットって感情の起伏激しい人だな…って印象だったんだけど色々知ってくとそりゃこうもなるわ、、抱えているものが大きすぎる。
「若い奴らはいいよなぁ。俺もいい思い出全部この頭から叩き出してやりてぇよ。」と言うエリオットはほんとに苦しかった。こんな世の中で生きてくには絶対狂っていた方が楽なのに。
エリオットがそんな状況でも生きていけるのはダレンへの愛の他ないと思う。ダレンがバタフライに中毒になってるようにエリオットはダレンへの愛に中毒になってるように思えた。
ローラにこう吐露する。
「世界がもっとひどくなったらきっと君やダレンを傷つける。俺ダレンと約束したんだよ。そうなったら俺がお前を殺す。寝ている間に撃つとかさぁ…考えただけでホッとするんだよ。この手にはまだ力が残ってる!自分たちで選ぶんだ、やめることを。自分たちで決めるんだ、消えることを!」
これは病気で家族を養えないと全てを諦めた父親の行動そのものなんだよね。自分の大切な人が何かに傷つけられて苦しむくらいなら自分の手で殺してあげたいと思ってる。切なくも歪んだ愛。
ただ"ダレンと約束した"とエリオットは言っていたけどダレンはそうは思ってないんじゃないかなって後々思った。
それが金槌でダレンが殴られた話。
「そいつ相当お前のこと嫌いだったんだな」と言うナズに
「嫌いなんかじゃない!その逆だよ!愛しているから殴ったんだ。嫌なことから救ってくれたんだ。でもそういう愛はもうどこにもない、全滅したんだ。」
と言っていた。最初はもう殴った父親は死んだってことだと思ってたけど、でも"そういう愛"だったらエリオットが持ってるはず。エリオットの一方的な約束なのか2人の中での意識の違いなのか。
たぶんこの約束って2人が愛言葉みたいにしてる
「ものすごく愛してる」
のやりとりのこと。その中で
「ものすごく愛してる だからお前をこの手で殺す。」
と言ってるけどダレンはこの言葉を本当の意味として捉えるつもりはなかったのかもしれない。ただお互いの”愛”を確かめ合いたかっただけで。
でもエリオットはそのままの意味として伝えていた。どこかで2人の”愛”にすれ違いができちゃったのかな…。
ダレンの成長
ダレンを演じた匠海くんも言ってたけどダレンはこの物語の登場人物の中で唯一成長していくキャラクター。
バタフライのせいなのか数分前に言われたことすら覚えてられないほどのおバカっぷり。パーティー会場に来る前エリオットはダレンに○○○になろうと話していたみたいなんだけどそれを思い出せずエリオットからは「お前は俺の首についた錨だよ」と言われてしまう。
ナイフすら滑らせてまともに使えなかった子が最後に銃使って大切な人守るんだからとんでもない成長やん。
パーティーゲストが死んでからエリオットは意気消沈して絶望しきっている。2人の立場がまるで逆転したみたいにダレンは片付けをする。この時に冒頭でエリオットがこれから何になるって言ったかを思い出すのがしんどいよね。
「そうだ宇宙探検だ!俺たちは今宇宙を探検しているんだ。この星が人間が生きていける場所かどうか見るために。でもだめ。もっとあったかくて優しい星を探さなきゃ...。
星ならまだいっぱいあるよ、エル。星は何億、何兆、何千兆ってある。そのうちの1つくらい安心して暮らせる場所があるさ、絶対...。」
泣きそうなのに力強い声にグッと来た。(ていうか匠海くんの声は終始聞きやすくて台詞がスッと入ってくる。初舞台とは思えない。)
そしてタイトルの「MERCURY FUR」
”Mercury”は水星。水星は一番太陽に近い惑星だから”暖かい”という意味で
”Fur"は普通に毛皮。姫も毛皮を羽織ってたしふわふわしてて”優しい”という意味で捉えれば、このダレンの願う”あったかくて優しい星”と繋がるからこの説がしっくりくるかなと思った。
エリオットとダレンの最後
ラストのシーンは見た公演や見た人の数だけ受け取り方のあるものだったと思う。私が一番最初に世田パブで見たときはエリオットが銃で撃ったのか爆撃でやられたのかどちらか分からない終わり方だった。見ている側の思う結末で捉えればいいのかなと。でも2回目の時は撃つって決めてたはずなのにやっぱり撃てない、やるせない表情で上を見上げていて結局銃声は聞こえなかった。そして最後に愛知公演を見たときは銃を下ろして愛おしそうにダレンを抱きしめながら2人で一緒に死ぬ覚悟みたいなものを感じた。
2015年の初演の時も日によってラストの演出が変わってたみたいだから脚本的に結末が決まってるわけじゃなくて、もしかしたら2時間15分ををその役として生きた演者の思う結末になってるのかな。
お前が死ぬときは俺が殺す時
っていう吉沢エリオットと
俺が生きるからお前は死なせない
っていう匠海ダレンの対決みたいだった。
どっちにしたって切ない。生きることの恐怖が死ぬことの恐怖に勝ってしまう世界でどっちがよかったかなんて正解は出せないから。個人的にはエリオットが撃たなかった結末のほうに希望を感じてしまったわけだけど、でもそれはエリオットのダレンへの愛を否定することになるような気がする。
もしかしたら結末がわからないということこそがこの物語の希望なのかもしれない。
最後のシーンで1つ思ったのは、希望がなくなり何も考えられなくなったときエリオットは弟を殺すということも忘れて自分に真っ先に銃口を向けていたことについて。咄嗟に出た行動は弟を守ることより自分が死ぬことだったのだなと思ってしまった。
物語の前半はエリオットってすごく頼りになる存在でダレンは弱い人なのだと勝手に思わされていた。でも途中でエリオットにもむしろ弱さはあってダレンにはエリオットとは違う意味での強さがあることが分かる。最後まで見ていったとき自然とそのことに気づいてるくらい細かい部分までほんとに素敵な演出だった。
もう見たくないけどまた見たい。と思うそんな矛盾の生まれる作品でした。観劇してるというより自分も体験してる感覚に近かったな…。
エリオットとダレンがどうか優しくてあたたかい星で笑って暮らせてますように。そしてこういうお話がどんな場所でもフィクションの物語として描かれる世界であってほしい。
亮くんトークショー@名古屋女子大
亮くんの名古屋女子大でのトークショーの内容をまとめとこうと思いとっても久しぶりにブログで書きました~!ひたすらに内容のない感想入ります。。。いろいろ書くけど言いたいことは
とにかく最高すぎた!!!!!
とりあえずこの日名古屋女子大は席が先着順ってこともあって朝早起き。この朝激弱な私が。
「朝早く家出るから」
母に言うと「なんで!?」
「席が先着順なの」って伝えると
「え、それは頑張らなきゃだね!!」
と応援される始末(笑)流石かよ普通の母親ならここ呆れるとこ(母もヲタクの道を歩んでる人)
ハンサムDVD流しながらわいわい車で名古屋女子大まで向かって到着するも……肝心の体育館がどこか分からない!!完全にリサーチ不足。そうゆうとこある。めっちゃうろうろしながらなんとか探したけど大学難しいわ………………
あとはひたすら並んでチケット交換。
さあ、そしていよいよ亮くん!!!!!!
ここからレポ混ざります。
まず最初に司会の佐井さんが登場。この方がまた可愛いのなんの、、、
「本日のゲスト吉沢亮さんです!」
え、どこからくる?どこ??ってなってると体育館の後ろから登場。裏からライトでも当たってるんじゃないかというくらいに輝いてた…神だった………
大拍手と歓声の中お客さんの間を通って壇上へ。
「今日はなんと700人以上を超える皆さんが」
「へー!すごい。いえーーい!」
「チケットもすぐに完売だったようで」
「へーー!!いえい!」
\いえーい!/
「吉沢亮です。お願いしまっす」
「みなさん楽しみにしていらして朝早い方は5時とか?……3時!?」
「3時!?それはもう昨日だよ(笑)ほんとありがとうございます。」
「名古屋にくるのはトモダチゲーム以来ですが改めて名古屋の印象を教えてください」
「ひつまぶしがうまい!!やっぱりご飯がおいしいですよね」
「ほかに何か召し上がりたいものありますか?」
「え、なんだろう。なんかこれはすげえよっていうのありますか?(お客さんから色々言われる)みそかつ?天むす?味噌煮込み……ってなんすか……きしめん??きしめんってなに??」
「うどんの平べったいバージョンです。」
「あーはいはいはい!あれ好きおれ。おいしい」
出てくる料理名にはてなばっかなのかわいくない??地方名物といえそんな分からんもん???料理名教えてくれるマネさん隣にいないんだからね!!!!ちなみにこの日は手羽先食べたらしいです。
「いやー、でも改めてどうですか!名古屋の女性!」
「………いえーい!かわいい!」
とりあえずいえーい!で乗り切ろうとする亮くん。そのかわいいの言い方は絶対思ってないよね???ね??いいですあなたがかわいいんで。
「名古屋女子大学では管理栄養士や保育士さんを目指す方が多いそうなんです。どうですか?こうゆう女性は」
「いいですね保育士。健康的なエロさを感じます。」
「この中で保育士さんになるかもしれない人……?あ、結構いますね」
「あーいいよ、エロいよみんな」
女性の好きな職業ランキング1位だもんね!!!エロいよっていうあなたがエロいんじゃ………………。
挨拶が終わると椅子に座って水を飲む亮くん。
\フウーーーーーーーーー!!!!/(拍手)
「どうですか吉沢さんお水を飲んでこの歓声!」
「いや~容易いですね、容易い」
出ました!!!この日1の名言!!!容易いって言葉がこんなに似合う人他にいるだろうか……亮くんの為にある言葉だとこの日気づいた………もう私亮くん以外に容易いって言われたくない………その通りなんです。容易いんですよ私たち。容易くいさせてくれてありがとう。
でもこんな帝王感出した後でも照れ笑いしながら「ありがとうございます。ほんとに嬉しい」って言うところが亮くんらしいなって。
ここからは映画や舞台のお仕事の話へ。色々たくさん話してたけど細かいレポはTwitterなどに載ってると思うので自分的にツボだった書きたいとこだけ書いてく。
まずはラストコップやトモダチゲームなどありましたが特に銀魂が大ヒットし反響も大きく、沖田もハマり役だったという話。
銀魂をどんな気持ちで演じてたかという話をしていると途中で曲が流れ始め、急にフリーズする亮くん。「いまEd sheeranの曲いい曲だなって思ってたら何を言おうとしたか忘れちゃった。」違う世界に行かれてましたよねっ突っ込まれてた。
あとは沖田と似ているところはありますか?って聞かれると「身長!一センチしか変わらないんですよ」って即答してた。
dtvの視聴回数が過去最多だったというのを嬉しそうに話してて「トップですね」と言われると「とっぷ!!」ってまじひらがなな言い方で言うからかわいいんだよ。
ミツバ篇で何か印象に残った話になると
「局長の中村さんが演じてる近藤…いさみ?いさむ?近藤いさむ?いさむ??」ってなっててお客さんにいさお!って教えられてた(笑)
あとは殺陣のシーンで柳楽さん叩いちゃった話とか自分も剣道をやってたからそれが活かされたっていう話でした。
ミツバ篇DVDが発売されるんですよねと司会の方がいうと「あっ!そう、なんか見たそれ〜」って言ってて「購入……してください!」ってお願いしてた。はい、容易いので買います。
次の話に移るとき
「それではまだまだお話伺いたいと思うんですけど直近の話にいきますと………」
「ちょきん??」
「あ、近い話っていう意味です。チョッキンじゃないですよ」って司会の方ハサミのポーズしてたけど多分亮くんは「貯金」って言われたと思ったんじゃないかな(笑)え??ってびっくりしてたのが可愛かった………
で、ここからは斉木楠雄の話に。
「今までで1番のハマり役だと伺ったんですが」
「そうなんですよ!!!この海藤が楽しくてしょうがなくて、僕元々原作まじでファンで、しかも海藤が1番好きだったんですよ。で、ほんとにこれ実写しないだろうなってするなら海藤をやりたいなってずっと思ってて、そしたら…きたから…!まじ運命だと思って。ディスティニーですね。ただただディスティニーだなと思って。」って嬉しそうに話してた。
ディスティニーって(笑)なんで英語入れてきた(笑)
「ご自身中二病だなと思うことはありますか?」
「僕中二病です!中二病だなと思います。たまにかめはめ波とか撃てないかなって思いますもん。酔っ払って帰ってきた時とか風呂入ってる時、霊が出るんじゃないかってずっとこうやってましたもん(人差し指を立てて見つめる)」あとは妄想してたことをいつのまにか口に出してボソボソ言っちゃってて友達にびっくりされた話してて司会の方にイケメンだからいいけど…と言われ「いや、でも僕は内に秘めてるだけですから」と抵抗
次に"恋する香港"の話題
「最近ほんとにお忙しくされてて香港にもつい先週もいらっしゃったって… 」
「はい、香港帰ってきてそのまま舞台挨拶しましたぁ」
「大丈夫ですか?眠かったですか?」
「ねむかった…で、また行ってきます」
この!!「ねむかった」の言い方が!!!!くっそ可愛いの!!!!小声の甘えた感じのトーンで言うのよ!!!!!!無理だった…………
あとはぼく麻理が地上波で放送されるという話
「いい感じにエロいです!いい感じにエロいので是非見てもらえればと。」
ここからは質問コーナーに!!事前にお客さんに書いてもらった用紙を亮くんが引いて答えていくという感じ。アンケート回収ボックスが出てくると「アンケート回収ボックス〜!」とか言い出すからもう、またそうやってかわいいじゃんかよってなった。
紙を引くときには「みなさんの書いた紙を触ってますよ〜」って言っててなんでこっちがそれだけで嬉しいこと分かってるのもう、、、って頭抱えたくなった。
Q下北沢ダイハードのトイレがないの撮影はどんな気持ちで挑みましたか?
「えーどうだったかなぁ、、、あれ朝早かったんですよ。すげえ早くて3時間くらいでババって撮ったんで死にそうでした。いい意味で死にそうでした。」
Q羅生門の公演前や後に習慣にしていることはありますか?
「え、なんだろう………………(数十秒固まって考える)えっとね、始まる1時間半前に喉にいいお茶飲んでる。なんか…いいやつ。いい感じのやつをいい感じの飴とか入れていい感じのスプレーとかシュッシュッってやっていい感じのお茶バーってやってガーッやってますね。」
「喉労ってますね。」
「はい。喉は大切にしろよ!!」
ここでファンがきゃーと言うといきなり
「フゥワァーーーーー!!!⤴︎⤴︎」って叫び出してテンションおかしくなっててびびった。
とにかくいい感じってことだけはよく伝わった。むしろいい感じってことしか入ってこなかった。
Q惚れそうになった男性芸能人はいますか?
「みんなかっこいいから惚れそうですけど小栗さんはやっぱかっこいいですね。
この間小栗さんの家でと奥さんと3人で飲んでてやっぱ超かっこいいんですよ。言ってることが熱いし父性みたいなものがすごくて包み込んでくれるような包容力があって男から見ても惚れる」
質問者の方に
「ちなみに誰が好きなんですか?」
「…………」
「誰ですか??」
「西島さん」
「誰?(聞こえてない)」
「西島秀俊さん!!」
「僕???知ってる!」
\きゃーーーー!!/
たぶん結局名前が聞こえなくてこうやって返したんだろうけどさすがだなと(笑)
Q仮面ライダーメテオ又は朔田流星の好きなセリフはなんですか?変身ポーズお願いします。
\フゥーーーーー!!!/(拍手)
「やだよ、言わねえよ(笑)仮面ライダー好きだったの?」
「好きです!」
「えー、もうねぇ台詞とか覚えてないの。変身ポーズは流石にちょっと恥ずかしいから…………(名前)さん??
◯◯の運命は俺が決める!」
\歓声と拍手/
「こんなもんでいいでしょう(笑)」
Q沖田のドSなセリフを言ってくださいというリクエスト
「こうゆうの恥ずかしいんだよな、照れちゃう。………………おい、いい感じの雌豚がいるじゃねえか」
\きゃーーーー/
「恥ずかしっっ!!」
「雌豚って言われて嬉しいね」
「雌豚だよ(会場全体を指差しながら)
みんなめすぶただ。みんなみんなめすぶただよ(可愛い言い方)」
ありがとうございマーーーーーース!!!!この日無事雌豚になりました。
Qハロウィンでもし仮装するなら何をしたいですか?また女の子にして欲しい仮装はなんですか?
「女の子にして欲しい仮装はブラックマジシャンガール!それはちょっと僕大好きで2次元で初めて惚れた!女の子で。」
「どの辺が好きなんですか?」
「エロい!!!エロいんですよ。すごくエロくて顔も超かわいいんですよ。帽子も被ってて金髪で可愛いんですよ。」
まじでこの人今日だけでどんだけエロい言うねん………………全く…………。
質問コーナーが終わり最後に抽選会!
亮くんの引いた番号のチケット持ってる方5人に名前入りサイン色紙を壇上で書いてもらってプレゼント。恐ろしいほど幸運な5人の方羨ましすぎる………!
サインを書きながら
「何年生ですか?」「学校は楽しいですか?」って質問してくれてた。
話を広げるために全員にサークルは何入ってますか?と聞くも4人目までみんなに入ってないと答えられちゃって「誰も入ってねぇじゃないか」と流石に突っ込む亮くん(笑)
最後の5人目にもサークルを聞くも入ってたんですけど行かなくなっちゃいましたと言われ「ダメだよ。行きなさいよ」って言ってた。この子次の日から行ったのかなぁ………私だったら「亮くんに行けって言われたからさっ☆」って思いながら行く………
「なんか人気なサークルはあるの?」と質問をシフトチェンジ!
他の大学の人と合同でやるインカレというサークルが人気だと説明されると
「なにそれ!?ちょー楽しそうじゃん!!あ、じゃあそれで男と出会って……なるほど!いいじゃないっすか〜」
「男と出会って」…………(笑)すぐ男とか女って言う亮くんの男臭いとこ好き……あんな綺麗な顔して…………
終わった後サークル入ってる人があまりにも少なかったので全体にサークル入ってる人?と聞いたら結構手が上がり
「え、結構いるじゃん!!!」
「たまたまだったんですね。」
「あ、じゃあさっき言ってたそのなんちゃらかんちゃらに入ってる人は??」
「あ、インカレ入ってる人?」
「インカレ!インカレ!」
もう〜〜〜〜〜〜そうやってすぐなんとかとか言う〜〜〜〜〜〜言葉覚えないんだから〜〜〜〜〜〜今日マネさんの代わりに司会の方にだいぶ助けられてるからね!!!!!
とこんな感じで抽選会も終了!
次に写真撮影!!
全体が入るのは難しそうだからどうするかってなってるとチラッとマネさん出てきてくれて3つに分けて撮りましょうということに。ほんとマネさんありがとうございます(合掌)
亮くんが色んなポーズする度にざわつく会場。最後はステージからいきなり降りてきたから歓声すごかった…
そしてあっという間に終わりの時間…!
最後に挨拶
「ほんとに楽しかったです。ありがとうございました。舞台挨拶とかで役を背負ってとかじゃなくて吉沢亮としてこういうとこに立てる機会ってあんまりないので楽しいですし皆さんがこうやって反応してくださって嬉しかったです。これから色々作品も公開してくので是非チェックしてもらえたら嬉しいと思います。ほんとにありがとうございました。」
手を振りながら去っていく亮くんと同時にレゴさんの「あなたがいればいいのに」が流れ出すから曲のチョイスうまいな!と思いつつも、これは泣けちゃうからダメだよ〜〜〜〜〜〜!!聞くだけでPV思い出して泣けるのに亮くんとのお別れが染み付いてしまった…余計泣く…
ということでこれでトークショー終了。レポここまでです〜!ちょうど1時間くらいでした!
まじで終わった後は取り憑かれたように
「ビジュが良かった」しか言ってなかった自分……………それくらいまじでよかった!!!今まで生で見た亮くんのなかで1番好きでした…。いや、嘘です全部好きですけど。
そんなこんなで色々話聞けて終始可愛い亮くん見れたのでほんとに楽しかった!!!
3人でいれたから待ち時間も移動時間も楽しかったよ〜〜ありがとう〜〜!!!
超余談だけど、この日の帰り会社の同僚と電話してたら「友達といるから呑みにこない?」って誘って頂いたのだけどなにしろこっち4時起きだし、あんなイケメン見てきたばっかで現実の男はみれないと思い丁重にお断りしました。いや…現実逃避してる場合じゃねえ………わかってる………
まあそれもこれも亮くんがかっこよすぎるのがいけないのでこれからも元気にヲタクしてきます〜〜〜!!!
学祭ツアー始まったばかり!残りの10校も頑張ってください!!次自分が行けるのは仙台白百合かな…??それまで必死に生きよう………………
ではこれにて~。